各国の政策金利から対円のFXスワップ金利を計算
各業者のFXスワップポイントというのは、数日遅れた値を反映するので、
本当なら1.50%より少し少なくなると思います。
どうして1.50%ぴったりにならず、少し低くなるかというと、
ロールFXオーバーコストというものがかかっていたり、
市場取引金利の需給が影響してきたりとかなり複雑ですので、
ここではそういったことはあまり気にせず、大体政策金利差になるんだ!と思っておいてください!
以下は各国の政策金利から対円のFXスワップ金利を計算した表です。
国名 政策金利 円とのスワップ金利
日本円 0.50% −
ユーロ 4.25% 3.75%
カナダドル 3.00% 2.50%
英ポンド 5.00% 4.50%
米ドル 2.00% 1.50%
豪ドル 7.25% 6.75%
NZドル 8.00% 7.50%
南アフリカランド 12.00% 11.50%
*2008年8月現在の各国外国為替政策金利です。
現在日本の金利は非常に安いので、
どの通貨を買っても日々金利を受け取れるということになります。
上記の表では対円のスワップ金利ですが、
もちろんポンド/フランを買った場合は、
ポンドの政策金利−フランの政策金利=スワップ金利
となります。
外貨を売った場合はスワップを支払います
*このページの情報は2008年08月25日時点のものです。
察しのいい人はすでに気づいたかもしれませんが、
米ドル/円の売りなど、円(右の通貨)より高金利の通貨を売った場合は、
逆にスワップ金利を毎日支払いつづけなければなりません。
スワップ受取の時と同じように考えればわかりますが、
ドルを売って円を買うということは、米ドルを借りてくることになりますから、
米ドルの金利を支払わなければなりません。
円の金利は受け取ることができますが、
受取の方が小さくなるので、このケースでは毎日スワップ金利の支払いが発生します。
実際の業者には買いスワップ、売りスワップのように表にして、
以下のように掲載されています。
*2008年8月25日時点の外為どっとコムのスワップ金利です。
それぞれ、1万通貨を1日保有した場合のスワップ金利になります。
外為どっとコムの場合は、
買Swapと売Swapで表記されています。
現状の円の金利を考えると、売りをやると、
ほぼ全通貨に対してスワップを支払わなければなりません。
スワップを支払うということは、
長く持てば持つほど金利が含み損になってきます。
ですので、売りは基本的に短期売買で、
売りから入る通貨が値下がりするだろうという場合に使いますが、
短期的に値下がりするという予想を的中させるのは、
我々スワップ派やFX初心者にとっては、かなり難しいことですね(笑)
クロス円通貨に関しては、為替バカとしては、
為替差損をリスクヘッジするために、マイナススワップを覚悟で売りから入る場合を除いては、
売りから入ることはおすすめしません!
スワップポイントは日々変動します
*このページの情報は2008年08月25日時点のものです。
スワップポイントの一覧表は、
各業者のホームページに掲載されているということを書きました。
このスワップポイント一覧表ですが、
たいていどの業者も日々更新していて、
日によって値が変動します。
ですので、
昨日まで米ドルを1万ドル持てば1日あたり50円もらえていたのに、
今日からは49円になるということも十分にありえます。
スワップが変動する要因としては、
大きく次の2点があります。
政策金利差が変動した場合
たとえば2008年8月現在米ドルの政策金利は2.0%、
円の金利は0.5%です。
この金利差がスワップポイントを決定していますので、
当然この差が変動すればスワップも変動します。
これは国が政策金利の変更を行ったときしか起こりませんので、
それほど頻繁に起こることではありませんが、
1年間ずっと同じ金利差ということの方がめずらしいです。
為替レートが変動した場合
こちらは頻繁におこります。
たとえば、今、米ドル/円のレートが110円だとして、
これの1.5%がスワップ金利の場合、
米ドル/円を1万通貨もった場合の1日あたりの金利は、
110万×1.5%=16500円
16500円÷365日≒45.2円
約45.2円となります。
もし政策金利差が変わらなくても、
為替レートが変動して米ドル/円が100円になったとしましょう。
この場合の1日あたりの金利は、
100万×1.5%=15000円
15000円÷365日≒41.1円
約41.1円となります。
政策金利差が変わっていなくても、
スワップは為替レートによって変動するので、
米ドルの価値が変われば、スワップも変動するのです。
NZドルよりポンドの方がスワップ金利は高いの?
*このページの情報は2008年08月25日時点のものです。
「外貨を売った場合はスワップを支払います」で、
外為どっとコムのスワップ金利一覧表を掲載しましたが、
これを見て、あることを疑問に思った人もいるかもしれません。
NZドルの政策金利は、
2008年8月現在8.00%、英ポンドは5.00%になっています。
高金利通貨として知られているNZドルの方が金利は高く設定されているので、
当然スワップ金利もNZドルの方が高くなっているはずです。
しかし、外為どっとコムのスワップ金利一覧表をよく見てみると、、
*2008年8月25日時点の外為どっとコムのスワップ金利です。
ポンド円の買Swapが251円、NZドル円の買Swap162円と、
英ポンドのスワップ金利の方が高くなっています。
一瞬疑問に思いますが、これは実は為替レートを考えれば謎が解けます。
スワップ金利一覧表というのは、
たいてい1万通貨または10万通貨を1日保有した場合の金利を表記しています。
ということは、上の表では、英ポンドを1万通貨もった時に、
1日251円もらえるということです。
NZドルも同じく1万通貨を1日持って162円がもらえます。
ここでそれぞれの通貨の為替レートを考えてみましょう。
2008年8月25日現在のレートは、
英ポンド:203.07円
NZドル:77.80円
となっています。
それぞれの通貨を1万通貨保有するために必要な円は、
英ポンドの場合は2,030,700円、
NZドルの場合は778,000円となります。
英ポンドの場合は2,030,700円に対し、1日251円、
NZドルの場合は778,000円に対し、1日162円もらえるので、
英ポンドは、
(251円×365日)÷2,030,700円≒4.51%
NZドルは、
(162円×365日)÷778,000円≒7.60%
となり、やっぱりNZドルの方が高金利になります!
一見英ポンドの方が受け取りスワップが高いので、
高金利のように感じますが、
重要なのは、そのスワップを受け取るのに必要な金額になります。
基本的に上記の計算のように、
スワップポイントから年利に換算する場合は、
1日でもらえる金利を365日分掛けて、
それを1万通貨を円換算した金額で割ると出てきます。
現在の政策金利差は、
英ポンド/円が4.5%、NZドル/円が7.5%ですから、
おおむね政策金利差と一致していることがわかります。
スワップ一覧で、売りポイント-0.0055、買いポイント-0.0044って一体なんのこと?
*このページの情報は2008年08月25日時点のものです。
たいていの業者のスワップ金利一覧表では、たとえば米ドル/円なら、
買いスワップ44円、売りスワップ-55円と言うような形で表記されています。
しかし、稀に売りポイント-0.0044、
買いポイント-0.0055というような表記をしている業者があります。
現在は後者のような表記法のみで記載している業者はほとんどなくなりましたが、
ヒロセ通商のように、両方の表記を採用している業者は今も存在します。
こちらをご覧下さい。
これはヒロセ通商のHirose-Traderのスワップ金利一覧表です。
従来の売り買いのスワップ金利とは別に、
ポイント表記があって、小数点以下のマイナスの値が羅列されています。
米ドル/円の買いスワップ44円、売りスワップ-55円と言ってくれると、
直感的にわかりやすいのですが、
売りポイント-0.0044、買いポイント-0.0055といわれても、
はじめはなんのことかさっぱりわかりませんよね?(笑)
両方マイナスになっているので、
ひょっとしてこれって売りでも買いでもスワップをしはらわなければならないの!?
なんて思ってしまったりします。
しかし、実際にはどちらか一方の取引でプラス、
もう片方でマイナスになっています。
これはいわば、インターバンク式の表記法になっているのです。
いつも我々が見ている、
売りか買いのどちらかがマイナスに表記されているスワップ金利一覧というのは、
実は初心者向けの表記になっていて、
本来インターバンクで使われている表記は両方マイナス、
または両方プラスになっているのが普通です。
ちょっと難しい話になりますが、
一応さらっと読んでみてください(笑)
実は我々がポジションを保有した場合、
そのポジションは2日後には一度決済されなければならないルールになっています。
しかし、長期保有したいと思っているのに、
2日おきにいちいち買いなおしていたら面倒で仕方ありません。
ですので、FXでは、通貨を買った場合は、
毎日自動的に「売り」→「買い」という取引を行ってくれています。
これは本人は全く意識しなくても自動で行ってくれているため、
本人からすればさも長期保有できているように感じます。
このように、2日後の決済期限を永遠に延長してくれる仕組みを、
ロールオーバーと言います。
そして、実はスワップ金利というのは、